自動車をセンサーとして利用し、情報を収集するシステム。車両に搭載したGPSや車速センサーによって、速度やワイパーの動作などの作動状況を、位置情報も含めて通信によってセンターに送信。センターではそのデータをもとにして、目的に応じた情報提供を契約ユーザーに提供する。ホンダは「インターナビ・プレミアムクラブ」において、2003年9月より携帯電話経由で車両の走行状況をセンターで収集し、それをもとに独自のアルゴリズムを加えた目的地までの最速ルートを案内するサービスを実施している。トヨタも「G-BOOK mX」において、07年6月よりユーザーの走行状況をもとに交通状況を把握してルート探索に反映する「Gルート探索」を開始。日産は従来のプローブ情報の弱点とされるリアルタイム情報の欠損や網羅性の低さを補う「リアルタイム推定補完技術」を「カーウイングス」で実用化している。 また、市販ナビゲーションではパイオニアが「スマートループ」において、同様のサービスを提供中である。(→「テレマティクス・サービス」)