競走馬の所有者。一般には「ばぬし」だが、競馬業界内では「うまぬし」と言うのが通例。馬主になるには、国内の居住者で、経歴や資産、所得などの審査があるが、2009年から外国居住馬主も条件付きで認められている。形態としては、個人馬主のほかに株式会社や有限会社などの会社組織で馬を所有する法人馬主、登録された馬主が1頭の馬を共有する共有馬主(中央競馬では最大10人の共有まで認められている)、俗に「一口馬主」と呼ばれるもので、クラブ法人が所有する馬を数十から数百口に分けて販売し、会員が出資するクラブ法人馬主(ただし、会員個人は馬主としては認められていない)、組合契約により3~10人で結成された団体を1つの馬主として登録する組合馬主がある。これらのうち、牧場を経営している馬主や、牧場主で生産馬の馬主にもなっている人をオーナーブリーダー(owner-breeder)と呼んでいる。