カヌーによる川や湖、海のツーリング。カヌーには大きく分けて、ブレード(水かき)がパドル(櫂[かい])の柄の一方だけについたシングルブレードパドルでこぐカナディアンカヌー(canadian canoe)と、ブレードが柄の両端についたダブルブレードパドルでこぐカヤック(kayak)がある。カヤックには川で使うもののほか、海や湖で使いやすいようにデザインされたシーカヤック(sea kayak)、海での波乗りなどに使うシットオントップ(sit-on-top)、川や湖のツーリングに使うフォールディング・カヤック(folding kayak 折り畳み式カヤック)、空気を注入するインフレータブルカヌー(inflatable canoe)などがある。フォールディング・カヤックやインフレータブルカヌーの普及とともに、日本でもリバーツーリング(river touring 川下り)が盛んになった。関東の那珂川、四国の四万十川は、国内では珍しく取水せきや砂防堰堤(えんてい)がないため、長距離のツーリングができる川として有名。また、専用のサーフボードに立ち、パドルを使ってクルージングや波乗りをするスタンドアップパドルボード(stand up paddle board→「スタンドアップ・パドルボーディング」[登録商標])が新しいスポーツとして注目されている。