アウトドア人口の定着に伴い、アウトドア用品専門店の形態が変わりつつある。都心では、テントなどの大型用品が展示できる広い店舗スペースを確保することは難しい。そこで郊外に大型店舗を構え、テントを張るスペースや靴を試着して歩ける歩道を設置したりして、使い心地を試してから購入できる店が現れた。自然志向のテーマパークのような雰囲気作りをしたり、クライミングを体験できるクライミングウオール(→「クライミング」)などの設備を持つ店舗もある。さらにアウトドア用品のファクトリーアウトレットの進出も目立ってきた。ファクトリーアウトレットとは本来、通常使うにはさしさわりのない傷物や、サンプル等を工場で格安に販売するシステムである。ファッションブランドものなどでは工場ではなく店舗を構え一般化しているが、アウトドア用品でも人気が高まっている。