研究や趣味のため昆虫を捕まえること。かつては夏休みの宿題の定番であったが、今では「生き物の命を奪う行為だ」という意見や、「いや科学の入り口として自然を知るいい機会だ」という意見など、賛否両論がある。実際に昆虫採集をする子どもは減ってきているというが、カードゲームなどの影響で、海外産の甲虫類の人気は高い。また、家で昆虫を飼う子どもも増えてきているが、デパートや地方のみやげ物屋で買って育てるだけで、多くは自然の中での生態を知らないのではないか、という危惧(きぐ)がある。さらに、飼えなくなった外来生物(→「特定外来生物被害防止法(外来生物法)」)を野に放ち、日本の生態系を脅かしているのではないかという指摘も、多くの交雑種とともに現実のものとなっている。