PはパーキングのP。つまり高速道路や施設の駐車場にとめた車で宿泊(キャンプ)すること。Pキャン、車中泊とも呼ばれている。長引く不況の中、休日の高速料金上限1000円やその後の無料化実験などが後押ししてか、車の中で泊まって旅をするPキャンプの人気が高まっている。オートキャンプの一種とも言えるが、本格的なキャンピングカーではなく、ミニバンやワンボックスカーなどの車内に平らなスペースを作り寝床とし、家族や夫婦で旅をする。本来の「キャンプをする」という行為は二の次で、旅の目的のために泊まる事を優先させたスタイルだ。道の駅や高速道路のサービスエリアならトイレも水もあり、温泉やシャワーが使えるところまである。朝早くから行動する釣りや写真撮影などに便利だが、駐車禁止区域にとめたり、夏場エアコンを使うためにアイドリングするなどのマナー違反が問題視されることもある。