事故、災害、紛争などから生き残ること。東日本大震災がきっかけで、アウトドアの道具や技術が注目されている。もともとアウトドアの目的は、社会や文明から離れたところでも、快適に生活できるよう考案された道具と、それを使いこなす技術を楽しむことにある。したがって「野外で生活できること=サバイバル」なのだが、ことが起こってからでは遅い。水(ミニペットボトル)、薬、笛など、生き延びるための最低限の道具はいつも持ち歩き、緊急避難袋にはナイフ、ロープ(→「ロープワーク」)、防水マッチなどのアウトドアグッズを加えておく必要がある。ただし、それらを使いこなせる技術がなければ何の足しにもならない。日頃からそれらに慣れ親しみ、眼をつぶっても使えるほどに熟知している必要がある。