ニンテンドーDSiが標準装備しているワイヤレス通信機能を使った遊び方の一種で、任天堂の登録商標。同一のソフトを持った人と、街頭や電車内などですれちがうと、プレイヤーの操作や意思に関係なく、データ交換ができる仕組み。まったく知らない人と、どこかで通信をしているという偶然性を楽しめるのが、すれちがい通信の魅力である。従来からニンテンドーDSiにはこの機能があったが、同じソフトを持っている人がすれちがうことはまれで、補助機能にすぎなかった。だが、日本国内で400万本超のヒット作品となった「ドラゴンクエストIX 星空の守り人(ドラクエ9)」(スクウェア・エニックス)が、このシステムを採用したことにより、一気に脚光を浴びる通信機能となった。