1990年代を代表するアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を、庵野秀明監督自らが「REBUILD」と名づけられた手法で再構築した劇場用映画。1995年に製作されたテレビシリーズの第1話から第6話の物語をベースに、当時の原画やセル画をもとに徹底的に加筆修正してまとめている。テレビ用に省略されていた細部の描写を、大スクリーン向けに緻密にした上で、さらに3D-CG(→「3D-CGアニメ」)やデジタル撮影技術の導入で徹底的に厚みを加えた。特に映画の後半で描かれる国家的プロジェクト「ヤシマ作戦」は全面改訂され、劇場版ならではのスペクタクルを提示。新たな観客を呼び込んで公開第1週目の興行収入が1位となるなど、大反響を呼んだ。全3編の公開が予定されており、今作品は「序破急」の「序」にあたる。2007年9月公開。