2011年2月26日に公開された人気シリーズの完結編。監督は河森正治。「マクロス」シリーズ25周年を記念して08年4月6日からMBS・TBS系でオンエアされたテレビアニメ「マクロスF(フロンティア)」(監督・菊池康仁、アニメーション制作・サテライト、全25話)を元にした劇場版。「可変戦闘機と歌と三角関係」という特徴を積極的に強調し、シェリル、ランカとタイプの違う2人の歌手の間で揺れる戦闘機パイロット・早乙女アルトの若い心を描く。ヒットメーカー菅野よう子作曲の主題歌や挿入歌は、武道館を含む全国コンサートツアーにまで発展した。09年11月21日には前編「劇場版マクロスF 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~」を公開。さらに「サヨナラノツバサ」はテレビ版と物語を大きく変えて劇場の大音響・高画質を生かし、「完結編」と呼ぶにふさわしいフィナーレとなった。