2011年1月6日からMBS・TBS系で全12話が放送されたシャフト制作のテレビアニメ。通称「まどマギ」。可愛い小動物系の妖精に美少女たちが変身能力を授かって魔物と戦う「魔法少女もの」。そのお約束を逆手にとった異色作だ。「願い」に潜むダークサイドと、それを乗り越えて実現されるべき「奇跡」について、真摯(しんし)な問題提起を行った。監督に「化物語(バケモノガタリ)」の新房昭之、キャラクター原案に「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ、シリーズ構成と脚本に「Fate/Zero」の虚淵玄と、当代随一のクリエイターがそろっている。翌週まで次がどうなるか不明なオリジナルテレビアニメの特性を生かしたストーリー展開が高く評価され、11年12月、第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞。12年からは、全3作品から成る劇場版の公開も予定されている。