かつてアニメブームを巻き起こし、観客層を子ども中心から中高生以上、大人にまで拡大した「宇宙戦艦ヤマト」第1作(テレビ版1974年、劇場版77年)のリメーク。テレビシリーズとして全26話で制作スタートした作品を、全7章に分けて劇場でイベント上映するという記念碑的作品にふさわしい斬新な企画である。2012年4月7日に第1章を公開。劇場のみの特別仕様ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)先行販売などのビジネス展開も好調だ。総監督はメカデザイナーとしても知られる出渕裕、アニメ制作はXEBEC(ジーベック)とAIC(Anime International Co., Inc.)。「ヤマト」に刺激を受けてアニメ業界入りした世代が中核スタッフとなっている。滅亡に瀕した地球を救うため、銀河を越えた宇宙の旅をするという物語の大枠は同一だが、絵柄や設定、構成を大幅に見直し、現代風の見応えある作品にアレンジしている。13年4月より、MBS・TBS系日曜午後5時からの「日5」枠でテレビ放送決定。