自動車メーカーがアニメ作品を積極的に使ったプロジェクト。トヨタは、「GENIUS PARTY」などで知られるSTUDIO4℃とコラボレーションし、宇宙人と地球人の恋愛を描く短編アニメ「PES:Peace Eco Smile」を制作。全7話を公式サイトとYouTubeで順次全世界配信し、大きな話題を呼んだ。一方メルセデス・ベンツ日本は、2013年1月に発売した新型車「メルセデスベンツA-Class」のプロモーションとして、「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズ(→「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」)や「攻殻機動隊」シリーズなどを手掛けるProduction I.G制作のオリジナルアニメ「NEXT A-Class」を発表、やはり世界中から注目を集めている。また、スクウェア・エニックスによる同名のカードゲームをテレビアニメ化した「超速変形ジャイロゼッター」は、トヨタ「プリウス」や日産「GT-R」など、連携した自動車メーカーの実車がロボットに変形するという設定だ。若年層の関心が車から離れている現状への対策として、車の持つエンターテインメント性をアニメ表現で訴えようという試みである。