2010年度から始まった「文化庁若手アニメーター育成プロジェクト」の愛称(初年度は「PROJECT A」と呼んだ)。毎年アニメ制作プロダクションからオリジナルアニメーション短編(約25分)の企画を公募し、4社を採択。製作資金を援助して、OJT(On The Job Training)として実制作の中で若手アニメーターを育てる。普段の締め切りに追われる環境から若手を解放し、ベテランの指導のもとで考えて描ける機会を与えることには大きな意味がある。完成後の権利は各社に戻る。特に12年度の「リトル ウィッチ アカデミア」(監督:吉成曜、制作:株式会社トリガー)は、ネットで広く小口投資を呼び掛けるクラウドファンディングで続編用資金を募り、約6000万円の巨額を集めた。アニメは企画書やシナリオ等では完成映像がイメージしづらいこともあり、パイロット版(試作映像)制作の好機としても注目されている。