ベテランマンガ家、山岸凉子によるバレエマンガ。小学五年生の篠原六花(ゆき)は、自宅でバレエ教室を開いている母にクラシック・バレエを習う。姉の千花(ちか)は天才的な技能を発揮して、六花はいつもコンプレックスに悩まされる。しかし、硬い体を持ちながらも努力を欠かさない六花は、何度かの発表会や公演を経て成長を果たしていく。一方、順風満帆に思われた千花には厳しい試練が待ち受ける。物語は周辺のさまざまな人物を巻き込みながら、姉と妹との心の葛藤を中心に展開。バレエの専門的な知識と優雅な描写が魅力であり、2007年の第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。2000年より「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー)に連載。