2011年9月3日、神奈川県川崎市にオープンしたマンガ家・故藤子・F・不二雄(本名・藤本弘 1933~96)の作品の収蔵展示などを行うミュージアム。彼がマンガ家人生のほとんどを過ごした川崎市多摩区の丘陵を利用した地上3階建ての建物で、1階は代表作のカラー原画の展示をはじめ、マンガができるまでをドラえもんやのび太が3Dアニメーションで紹介する映像展示、仕事部屋を再現した「先生の部屋」、そしてオリジナルグッズがそろうミュージアムショップがある。2階は企画展示室、オリジナルアニメを上映する「Fシアター」のほか、F・不二雄作品を自由に読めるライブラリーや小さな子どものためのキッズスペースなど。そして3階はオリジナルメニューいっぱいのミュージアムカフェ、という構成。さらに3Fの野外展示スペースには、代表作「ドラえもん」によく登場する土管のある「はらっぱ」や、劇場版アニメ「大長編ドラえもん」シリーズ第1作「のび太の恐竜」(80年公開)に登場した恐竜が待つ「ピー助の池」などが再現されている。