日本だけでなく世界にも多くのファンを持つ宮城県出身のマンガ家・大友克洋が、東日本大震災からの復興支援のために企画した自身初の総合原画展。2012年4月9日から5月30日まで、東京・千代田区の「3331 Arts Chiyoda」で開催された。メーンになったのは代表作である長編「AKIRA」の全原画の展示。雑誌掲載時と単行本用の原稿がそれぞれ展示されるなど、文字通り全原稿がそろった。ほかにも「童夢」「気分はもう戦争(原作・矢作俊彦)」「さよならにっぽん」などの代表作や、1989年に出した初画集「KABA」と、23年ぶりのパート2「KABA2」に収録されたカラー原画まで、会場狭しと展示。さらに、「AKIRA」に登場したバイクの実物大レプリカなども登場してファンを喜ばせた。混雑を避けるために、会場は1日4回の完全予約制がとられた。