仲間りょうが「週刊少年ジャンプ」に連載中(2015年3月現在)の時代劇ギャグ。仲間にとってはこれがデビュー作。13年5月発売の26号から何度か読み切り版が掲載され、同年10月発売の47号から本格連載開始。毎号2話掲載という変則連載で、うち1話は巻末連載の形が取られている。また、番外編が「少年ジャンプNEXT!!」で連載されているほか、「Vジャンプ」「最強ジャンプ」や女性ファッション誌「SPUR(シュプール)」にも出張版が掲載され、電子版の「ジャンプLIVE」(14年9月にサービス停止)には、連載開始と同時に、プログラムで原画を直接動かすFlashアニメ版も登場した。「週刊少年ジャンプ」では、連載作品の同時アニメ化はこれが初めてで、大きな話題になった。舞台は「江戸時代っぽい」日本。主人公の磯兵衛は「武士道学校」に通う若者だが、なまけもので遅刻の常習犯。甘いものが好きで、春画(ポルノ)に興味津々。努力が嫌いで、言い訳だけはうまい。この現代の若者にも通じるキャラクター像と、浮世絵を思わせる独特のタッチがネットなどで話題になり、カルトな人気を集めている。なおFlashアニメ版には、作者の仲間自身も「かけ声」で出演している。