「ライジングインパクト」「ブリザードアクセル」の鈴木央(すずきなかば)が「週刊少年マガジン」(講談社)で2012年45号から連載している冒険ファンタジー。14年10月には、テレビアニメ版もスタートしている。中世ヨーロッパを思わせる架空の世界「ブリタニア」の大国・リオネス王国の第三王女エリザベスと、彼女と行動を共にする「七つの大罪」の団長メリオダスが、クーデターを引き起こした「聖騎士」たちの聖戦で荒れ果てたリオネスを立て直すために旅を続け、様々な事件や困難を克服する。「七つの大罪」とは、国王でエリザベスの義父バルトラ・リオネスがクーデターに備えて組織した、7人の大悪人からなる騎士団。物語の発端から10年前に、当時の聖騎士長を殺害した罪で全員がお尋ね者として追われ、世界各地に身を潜めている。「憤怒の罪(ドラゴン・シン)」の異名を持つメリオダスは、仲間を探す旅の途中でエリザベスと出会い、ともに旅をすることになる。そのため、エリザベスも追われる身となった。敵味方それぞれのキャラに思惑や背景があり、いまだ明かされない謎や伏線も張り巡らされて、物語はさらに広がりを見せている。