「柔侠伝」シリーズで知られ、大阪芸術大学キャラクター造形学部教授などを務めたマンガ家のバロン吉元(画号龍まんじ)が提唱するマンガやイラスト、絵画といったジャンルの垣根を越えたファインアートのこと。バロンは、2014年6月に東京の山脇ギャラリーで開催された「キャラクターアート 龍まんじの世界展」のあいさつで「オリジナルキャラクターを基本に、自身の世界観、創造性、指向性、憧憬感、宇宙観、等をドラマチックに描写、表現した絵画のことです。」と説明している。バロンを代表としてマンガ家やイラストレーター、ゲームデザイナーなどが参加する「キャラクターアートの会」が結成され、同年9月には、山脇ギャラリーで第1回「キャラクターアート展」を開催したほか、東京都美術館で同年11月に開催された肖像画を中心とした絵画展、第40回「現創展」にも、油彩や日本画などと並んでキャラクターアート部門が設けられた。