みりんはもち米、米麹を焼酎と混ぜて長期熟成させたもの。本みりんは砂糖を添加せずに自然に作るもので、アルコール度数は14%前後、糖分は40~50%。江戸時代まではみりんを飲む習慣もあり、甘口のため焼酎や日本酒と割ったもの(柳陰[やなぎかげ]、本直し[ほんなおし]などと呼ばれる)が一種のカクテルとして飲まれた。その後、調味料として活用されていくが、近年になって日本料理店やバーでは飲むみりんがメニューを飾るようになっている。甘口で飲みやすいため、女性に人気で、食前、食後に飲まれる。ちなみにみりん風調味料は、アルコール度数1%未満で、化学調味料や水アメなどの糖分が加えられているので飲用には向かない。