立って飲むスタイルの飲み屋。気楽に寄れる庶民の飲み屋として、戦後はやった簡易居酒屋が始まり。駅の構内や、酒販店に併設されることが多く“一杯飲み屋”などとも呼ばれた。時代とともに座ってくつろげる居酒屋に移行したが、最近はレトロ志向を反映して人気が復活。さらに、女性も気軽に入れるように工夫された平成版が人気を博している。近頃の立ち飲みは、気軽さが売りとはいえ酒の種類やつまみも充実しているのが特徴。また、スペインやイタリアのバル(bar)、ブリティッシュパブ(British pub)やアイリッシュパブ(Irish pub)などを再現した洋風立ち飲みも増えている。生ハムやワインなどメニューも本格的。“安く気軽に”というだけでなく“おしゃれで値段もそこそこ”という店も多く、幅広いバリエーションで展開されている。