羊肉の焼肉料理。中央が盛り上がった独特の鍋を使い、ラム肉(子羊の肉)やマトン肉(成羊の肉)を野菜と一緒に焼き、タレで食べる。羊の産地である北海道ではポピュラーな料理だったが、ここにきて全国で大ブレイク。その背景にはBSE問題による牛肉の供給不足や牛肉離れもあるが、牛肉よりも安くて、意外に食べやすいというのが広く好まれる理由。オーストラリア産などのクセのない羊肉が喜ばれている。東京の中目黒、恵比寿などのエリアでおしゃれなジンギスカン店がオープンしたことから、ファッション業界などにも広まった。低カロリーなうえ、1人前1500~2000円でお腹もいっぱいになるという手頃さもうけ、会社帰りのサラリーマンやOL、家族連れなどにも人気が出た。