イギリスのレストラン業界誌「レストラン・マガジン」による、世界規模のレストランランキング。「世界のベストレストラン50」。最新のレストラン事情に詳しい専門家の投票により、世界の50店を決めようというもの。ランキングの方法は、イギリス、フランス、イタリア、南アフリカ、北米、南米、オーストラリア、日本など世界各国、23エリアの選ばれた投票者による。投票者はジャーナリスト、評論家、作家、そしてシェフなど食にかかわる専門家で、原則として各31人で組織されている。2002年に始まった企画だが、話題になったのは05年、「ファット・ダック(The Fat Duck)」というイギリスのレストランが、スペインの超有名店「エル・ブリ(El Bulli 西)」を押さえて1位になったため。欧米の一般紙のニュースでも大きく取り上げられ注目を集めた。しかし、翌年は再び「エル・ブリ」が返り咲き、勢いは不滅。ユニークなのは、欧米だけでなく南アフリカやインド、南米のレストランもランクインしていること。日本は07年より韓国と同エリアとして参加。09年には単独エリアとなり、50位以内のランクインが期待されている。