小麦粉、卵、砂糖、イーストで作った生地を揚げた菓子。アメリカでは1950年代にチェーン店が増え、国民的な人気を得る。日本にも70年代に入ってチェーン店が進出し、さまざまな種類のドーナツが広まる。日本のドーナツブームはアメリカの2大チェーン、「ダンキンドーナツ」と「ミスタードーナツ」が牽引。その後、「ダンキンドーナツ」は営業不振のため98年に撤退したが、本国アメリカでは「ダンキンドーナツ」が「ミスタードーナツ」を吸収合併しており、「ミスタードーナツ」は存在しない。2007年に起こったドーナツの再ブームは、できたての温かいドーナツを売る「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が上陸したため。アメリカの人気テレビドラマでも注目されていたため待望の出店となり、できたてを買い求める人で1時間以上の行列が続くことも珍しくないほどの人気を呼んだ。また、新しいジャンルとして「焼きドーナツ」も登場。形はリング型だが、揚げずに焼くのでヘルシーというのが売り文句。こちらもデパ地下(デパートの地下食料品売り場)で行列ができる人気。