鍋といえば、寄せ鍋、すき焼き、しゃぶしゃぶなど、日本ならではの料理が頭に浮かぶ。また、雑誌やテレビなどの冬の鍋特集では、各地の郷土鍋が紹介されるのがお決まり。味もしょうゆ、塩、みそ、ポン酢など和の調味料がスタンダードだ。ところが、より話題になる鍋を、と広まっているのが洋風の味付け。最初にチーズ鍋、カレー鍋、そしてトマト鍋と年々、バージョンアップしている。居酒屋やダイニングなどでは、若い客層の嗜好を捉えて、マンネリ気味の鍋料理に新感覚を持ち込んだ。また、内食にも鍋は欠かせない料理だが、変化のある味が求められていただけに、こってりしたコクのあるチーズ、辛いカレー、ヘルシーなトマト味は子供にも喜ばれるバラエティーのひとつとして認知された。チーズとみそ、カレーと豆乳など、さらに掛け合わせのバリエーションも登場。