ホルモン好きの女性の造語。ホルモンに、パリジェンヌ(prisienne)のように女性名詞を活用したもの。大阪を中心に関西ではもともとホルモン料理は人気があったが、東京でもここ数年来人気は定着。オーソドックスなホルモン鍋だけでなく、炭火で焼くホルモン焼きや立ち飲み屋のメニューでポピュラーになっている。一般的にホルモンは牛や豚の内臓物。新鮮でないとくさみがあるため女性には敬遠されていたが、女性が抵抗なく口にするようになったのがブームの一因。ホルモンはコラーゲンやビタミンがたっぷりで、赤身肉より低カロリーの“美容食”ととらえられている。ただしこれは宣伝文句で、ホルモンを食べてそのコラーゲンが肌を美しくするか、といえば疑わしいとされている。脂肪が多い部分が多いので、ホルモンならなんでも低カロリーとはいい難い。また、ブームになった最大の理由は価格。普通の肉に比べれば格段に安いからこそ、今の時代に合っているのだといえる。