アメリカのニューヨークで行われている「ニューヨーク・レストラン・ウィーク」(NYC Restaurant Week)は2012年で20周年を迎え、すっかり毎年恒例のイベントとなった。ふだんはなかなか気軽に行けない高級レストランが、毎年夏と冬の各2週間ずつ特別に安い価格のコースを用意し、より多くの人にレストランを楽しんでもらおうという趣旨のイベントで、市内320軒以上のレストランが参加している。昼24.07ドル、夜35ドルと破格の値段(飲み物・チップ・税金は別)で、ニューヨークっ子はもちろん、観光客にも大好評を得ている。このイベントを日本にも広めようと「ジャパン・レストラン・ウィーク」が10年よりスタートした。12年には、東京だけでなく大阪、神戸でも行われ、約150店が参加した。昼2100円、夜は5250円、7350円というリーズナブルな価格で高級レストランを体験できる絶好の機会であり、外食活性化への業界の期待は大きい。