現役引退後の生活設計に不安を抱える選手を支援し、競技に集中できる環境を整備する取り組み。2004年、JOCゴールドプラン委員会内に発足。トップ選手を対象にキャリアトランジション(職業の移行)セミナーを開催し、カウンセリングや啓発用冊子を配布している。アメリカなどスポーツ先進国のNOC(→「オリンピック」)には以前から引退選手を支えるプログラムが存在した。日本でも02年にサッカーのJリーグがキャリアサポートセンターを開設。選手の就労支援に乗り出す人材派遣会社も出てきた。プロ野球では日本プロ野球組織(NPB)が07年に支援事業セカンドキャリアサポートをスタートし、ユニホームを脱ぐ選手に一般企業への就職を支援している。