日本のサッカーのプロ・トップリーグ。チェアマン(理事長)は村井満。日本代表チームの強化と日本のスポーツ文化発展を2つの柱として、10クラブで1993年にスタート。アジアカップ優勝、ワールドカップ出場など日本代表を飛躍的に強くし、同時に、スタジアムや練習環境の整備など、日本のサッカー環境が大幅に改善されるきっかけをつくった。また地域に根ざしたクラブづくりは、その後、バブル経済の破綻(はたん)で立ちゆかなくなった企業依存の日本のスポーツの構造を変えていく指針となった。90年代後半にはスタート時の熱狂が薄れて人気低迷の時期もあったが、各クラブの地域密着の努力により持ち直し、2002年ごろから安定期に入った。12年現在では、1試合平均観客数において世界でも9番目に入るリーグとなっている。