人類の根源的な行為である走・跳・投を競技化した最もシンプルなスポーツ。トラック、フィールド、道路競走、競歩、クロスカントリー競走からなる。古代ギリシャのオリンピア祭典競技でも短距離走から長距離走、走り幅跳び、円盤投げなどが行われた。近代オリンピックでも中心的な競技として発展。伝統的に欧米諸国が強いが、1950年代以降はカリブ海諸国、アフリカ勢が躍進した。屋外競技会は一般に1周400mの長円形競技場で行い、世界陸上選手権、オリンピックでは男女計47種目を実施する。68年メキシコ・オリンピックからトラックが合成樹脂になり、電気計時が導入(記録公認は76年から)された。