1983年にヘルシンキ(フィンランド)で開催された第1回大会で、三冠に輝いたカール・ルイス(アメリカ)が大活躍。ルイスは91年の東京大会では100mで3連覇、日本勢も男子マラソンで谷口浩美が優勝するなど盛り上がり、サッカーのFIFAワールドカップ、オリンピックに次ぐビッグイベントとして定着した。93年のシュツットガルト(ドイツ)大会以降、開催間隔が4年から2年になり、97年のアテネ(ギリシャ)大会からは賞金制度(優勝は6万ドル=約540万円)が導入された。2007年8月には16年ぶりに大阪で国内開催された。09年はベルリン(ドイツ)で開催され、短距離でウサイン・ボルト(ジャマイカ)が北京オリンピックでの記録をさらに上回る世界記録を連発してスーパースターの座を揺るぎないものにした。11年は大邱(韓国)、13年はモスクワ(ロシア)で開催された。15年は北京(中国)が開催予定地。