道路や公園などのコースを複数区間に分け、布製のたすきを受け渡してリレーする日本発祥のレース。1994年にロードリレーの名称で国際陸上競技連盟の正式種目に採用された。レース展開に変化があってTV放映でも人気が高く、80年代以降にはマラソンの距離(42.195km)で実施された全国都道府県対抗女子駅伝を筆頭に各地で新しいレースが次々に誕生した。国内最長レースは11月に行われる九州一周駅伝(10日間、72区間、1056.2km)。現在も残っている最古のレースは1920年に始まった東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)。視聴率が30%に迫る人気で、正月の風物詩になった感がある。2010年第86回大会は、東洋大学が山登りの5区で2年連続区間新をマークした「山の神」柏原竜二の活躍で2連覇を達成。距離も最長となった5区の比重が大きすぎるとの声も上がったが、区間変更はしないことが確認された。