元日に開催される駅伝競走の全日本実業団駅伝で、圧倒的な力を持つケニア勢ら外国籍選手のレースに及ぼす影響を小さくするために2009年大会から設けられた施策。外国勢が走れる区間を最短区間の2区(8.3km)に制限し、インターナショナル区間と呼んだ。同年のレースは結果として接戦となり、上位3チームが1秒差でゴールする大激戦になった。全国高校駅伝でも、過去に力のあるケニア留学生でスタートからリードを保って逃げ切ったレースがあったことから、08年から留学生は最長区間の1区(男子10km、女子6km)に出場できない規定を採用。日本人選手だけのチームが著しく不利にならないためとされたが、留学生の参加を認めておきながら制限を設けることは公正ではないとの批判の声も上がっている。