トラック・ロードの中長距離やマラソンなどで記録樹立を助けるため、金をもらって指定のスピードでレースを引っ張る役目の選手。金銭を賭けて犬を競走させるドッグレースで、競走犬の前を猛スピードで動く電気仕掛けのウサギが語源。ペースセッターとも。陸上のレースがプロ化し、記録によって選手が高額賞金を受け取る仕組みができたため、観客やテレビ放映の注目度を高めるために主催者が用意する。高いレベルのレースではラビットも相当な能力が必要になり、かつては好調なラビットがメインの選手より早くゴールしたケースもあった。近年では、胸に付けるゼッケン番号や布地の色で区別し、多くは途中でレースから離脱することを盛り込んだ契約を取り交わしているという。