大リーグ(MLB)が試合で使用することを公認している公式球は、ローリングス社製の硬球。コルクとゴムの芯をウールや木綿の糸で何層にも巻き固め、周囲を2枚の白色の牛革で包み、赤糸で縫い上げる。ボールの重さは142~149g、周囲は22.9~23.5cmと定められている。日本のプロ野球の公式球も、野球規則でほぼ同サイズに規定されているが、MLBのボールは規定の上限値で作られているのに対し、日本のボールは下限値で作られているため、MLBのボールのほうがやや大きく重い。また、アメリカのボールのほうが表面の革がつるつるになめされているため、握ったときにすべりやすいといった違いがある。