2011年シーズンから12球団が統一する1軍公式戦使用球。アメリカ大リーグ公式球に近い、ミズノ社製の低反発球を採用した。契約は2年。中心のコルク芯を覆うゴム材を低反発素材に変えた。ミズノ社の実験では球速144キロ、スイング速度126キロ、飛び出し角度27度で打ち返した場合、従来球より飛距離が約1メートル縮まったという。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)など国際大会への対応も目的の一つ。縫い目は幅が1ミリ広く、高さが0.2ミリ低くなった。革は従来の牛の背中だけでなく、脇や腹も使用。従来はコミッショナーが公認するメーカーから各球団が任意でメーカーを選択でき、2010年は1軍で計4社の球が使用されていた。