高校野球、大学野球の基本理念を定める日本学生野球憲章が1950年に制定されてから初めて全面改正され、2010年4月1日に施行。大学の特待生制度を事実上認め、プロと学生の交流も大幅に緩和された。07年に高校球界が揺れた特待生問題によって見直しの機運が高まり、憲章検討委員会で改正作業を進めた。金品授受の禁止など旧憲章の精神は残ったが、日本高校野球連盟は旧憲章が禁じた特待生制度を条件付きで暫定措置として容認した。またプロと学生が一緒に試合や練習などを行うことを、これまでの「できない」から「可能」にした。