先発投手を評価する指標の一つ。1試合で6イニング以上を投げ、なおかつ自責点を3点以内に抑えた時に記録される。大リーグでは普遍的に使われているが、近年は日本でも認知度が上がっている。先発投手の評価は登板数、投球回数、勝利数、防御率が一般的で分かりやすい。しかし勝利数については打線の援護の有無や、マウンドを譲った救援投手の出来、不出来の影響を受け、投手の能力すべてを表しているとは言い難い。そのため、試合の後半や終盤までどれだけ長くマウンドに立ち、自責点を少なくしのいだかという能力を示す指標として定着した。「先発、中継ぎ、抑え」の分業制が定着した近代野球においてはQSを多く記録する投手が優秀と評価され、好条件での契約を勝ち取っている。