プロ野球12球団などで構成する日本野球機構(NPB)は、ドラフト指名を拒否した選手が海外のプロチームでプレーしてから帰国した場合、高校生は3年、大学生・社会人は2年、NPB球団と契約できない内規を設けた。アメリカ大リーグ、ボストン・レッドソックスの田沢純一投手が、ドラフト1位指名候補だった新日本石油ENEOS(現JX-ENEOS)時代の2008年秋、12球団のドラフト指名を断る文書を通知したことで、NPBは有望なアマチュア選手の海外流出防止策として定めた。12年には岩手・花巻東高校の大谷翔平投手がドラフト1位指名を受けた日本ハムに入団する前、大リーグ挑戦希望を表明した際にルールの見直しや厳格化を求める声が上がった。