2010年シーズンからセ、パ両リーグが導入。当初は本塁打の判定に限定して行われ、本塁打かファウルか、本塁打かインプレーかの微妙な打球が対象だったが、14年シーズンからはフェンス際の飛球を直接捕球したかどうかについても対象に加えた。各試合の責任審判員が必要と認めた場合にのみ実施されるのが規定の根幹。監督、コーチ、選手は要求することができない。08年にアメリカ大リーグが採用したことで導入の機運が高まった。大リーグは、30球団の本拠地球場と専用回線をつないで一括管理する「ネットワーク管制センター」(NOC)をニューヨーク市のマンハッタンに設置した。これに対し、日本は球団や球場の独自映像、テレビ中継を市販の映像機器に録画するもので、システムが充実しているとは言い難い。