審判員養成のために日本野球機構(NPB)が2013年に設立した講習会で、毎年12月に開催する。公募やアマチュア球界からのスカウトなどが主だった審判員の採用を、スクール修了者に一本化した。受講者のなかでプロの審判員としての適性や将来的な成長が見込めると高く評価された人が、翌年2月の球団キャンプに派遣される。投球練習でのストライク、ボールのコール、実戦形式練習でのジャッジなどを通じて実技を磨き、優秀者は契約を得られる。13年12月は52人が受講し、最終テストのキャンプに進んだ4人全員が契約をつかんだ。NPBは毎年、受講者のなかから新人を採用する方針。講習会を通じて競争意識を持たせることで審判技術の向上を目指すのが開講の狙い。