アメリカの女子プロサッカーリーグ。2013年に8クラブでスタートした。アメリカでは、過去にWUSA(Women's United Soccer Association 2001~03年)、WPS(Women's Professional Soccer 09~11年)と2回にわたってプロの女子サッカーリーグが開催されたが、いずれも3シーズンで活動を終えた。過去2回の失敗理由が放映権収入に頼る商業ベースにあったことの反省から、NWSLは目的を代表チームの強化(選手の活動の場)と明確にし、アメリカ・サッカー協会(USSF)、カナダ・サッカー協会(CSA)、メキシコ・サッカー協会(FMF)が各国代表選手(それぞれ24人、16人、12~16人)のサラリーを負担するというユニークな形式をとっている。各クラブは、3カ国の代表選手以外のサラリー総計を20万ドル(約2000万円)以下に抑えることになっており、健全経営によるリーグの継続を目指している。試合放映はYouTube(ユーチューブ)や各クラブの公式サイトを使うことになっていたが、最初のシーズンがスタートした後にスポーツ専門局FOXスポーツとの10試合ほどの放映権契約が締結された。シーズンは4~8月。13年はポートランド・ソーンズが優勝。15年シーズンは9クラブで行われる。