1950年代からアメリカ女子プロゴルフツアー(LPGAツアー)の発展に貢献したハリウッド女優モージー・パウエルと夫のウィリアムによって86年に創設。「誰がツアーの精神、理想に値する振る舞いと行動をしているか」という理念のもと、技術、マナー、人間性などゴルフのあらゆる面で模範となる選手が受賞する。毎年、LPGAツアー参加選手による投票で選出される。第1回はキャシー・ウィットワース(アメリカ、ツアー通算88勝)が受賞。歴代の受賞者には、87年のナンシー・ロペス(アメリカ、ツアー通算48勝)、2009年のロレーナ・オチョア(メキシコ、ツアー通算27勝)らがいる。12年は宮里藍が日本人で初めて受賞。表彰式で宮里は、「ツアーメンバーになって7年間、つらい時期もありましたが、頑張ってこられたのはみんなのおかげです。父からゴルファーである前にすばらしい人間であるように、と教えられてきました。私はまだ夢の途中。いつか夢を実現したい」と英語でスピーチした。