国際自動車連盟(FIA)の規格に従って設計製造された1人乗りレース専用車両(フォーミュラカー)で競う世界最高の自動車レース。世界各地でグランプリ(GP ; Grand Prix)と呼ばれるレースを開催、レースごとの順位に与えられるポイントの合計によって、ドライバーと車体製造者(コンストラクター)それぞれのワールドチャンピオンを毎年決定する。日本では1976年にF1世界選手権インジャパン、77年に日本GPが静岡県の富士スピードウェイで開催された。その後、日本GPは87年から三重県の鈴鹿サーキットを会場としてきたが、2007年と08年は富士スピードウェイで開催。09年からは再び鈴鹿サーキットで開催されている。1964年の初参戦以来、存在感を示してきたホンダが2008年12月、業績悪化に伴う経費削減でF1からの撤退を発表したのに続き、02年から挑戦してきたトヨタも09年11月に撤退を明らかにして、衝撃を与えた(→「ホンダF1復帰」)。