ボート競技の種目は1人の選手が1本のオールを漕ぐスウィープ種目と、片手に1本ずつ計2本のオールを漕ぐスカル種目に大別される。スウィープ種目に比べると、スカル種目のオールは小さい。漕ぎ手が同じ人数なら一般的にスカル種目がスウィープ種目より速い。オリンピックで行われるのは計14種目。男子は、スウィープ種目が2人乗りの舵手なし(舵なし)ペアと4人乗りの舵手なし(舵なし)フォア、漕ぎ手8人と舵手(コックス)が乗るエイトで、スカル種目は1人乗りのシングルスカルと2人乗りのダブルスカル、4人乗りのクオドルプルスカル。このほか、軽量級ダブルスカルと軽量級舵手なしフォアもある。女子は、スウィープ種目が舵手なしペアとエイト、スカル種目がシングルスカルとダブルスカル、クオドルプルスカル、それに軽量級ダブルスカルが採用されている。