グローブを着用し、パンチ、キック、膝蹴り、ヒジ打ちなどの立ち技で戦うタイの国技。タイボクシングとも呼ばれ、キックボクシングの原型となった。日本の相撲と同じで子供から大人まで幅広く競技者がいて、お祭りなどで試合が組まれたり、地方でも試合が開催される。その頂点となっているのがタイの首都バンコクにあるルンピニーとラジャダムナンの両スタジアムで、それぞれにチャンピオンやランキングを認定している。毎日、両スタジアムのどちらかで試合が行われている。タイ人以外でチャンピオンになったのは500年を超える歴史上、たったの4人しかいない。2005年2月にはWBC(世界ボクシング評議会)がムエタイ部門を設立、WBC MUAY THAI(WBCムエタイ)が発足した。