力士を引退後、日本相撲協会の運営や弟子の育成に当たる人のこと。親方とも呼ばれる。正式名称は年寄名跡。65歳が定年だが、下限はない。資格を得られるのは、横綱、大関経験者や、幕内通算12場所以上、あるいは十両、幕内通算20場所以上の関取に限られる。年寄の数は105。取得には空席があることが条件となる。著しい貢献のあった横綱には功績をたたえて一代年寄という名跡が贈られる。個人一代限りにおいて年寄として待遇されるもので、1968年8月に大鵬、85年1月には北の湖、2003年1月には貴乃花に贈られた。1989年9月には千代の富士も理事会で提案されたが、本人が辞退した。与えられる条件としては20回の優勝が目安になっている。なお、年寄名跡の襲名資格には、日本国籍を有するなどの条件がある。