柔道に似たロシアの格闘技。ロシアにおける軍隊と警官の訓練を目的とし、自己防衛のための格闘技として1920年代に誕生したと言われる。柔道と大きく異なるのは、道衣の肩部分がつかめるようになっており、道衣下は着用せず半ズボンを履いていること。寝技において柔道では禁止されている足関節技をはじめ、数多くの関節技の使用が認められている。特にアキレス腱固めはサンボの代名詞的な技である。柔道では一部認められている首を絞める技は一切禁止。ロシアの体育教育過程の一環として組み込まれ、多くの競技者がいる。世界85カ国以上で行われており、1年に1度の世界大会を開催。また、パンチや蹴りなどの打撃を認めたコンバットサンボもある。