羽根付きのボールを素手で打ち合う、バレーボールに似た競技。1936年、旧西ドイツの体育教師がブラジルに伝わる遊びペテカを改良して競技化した。1チームは4人で男女混合種目もある。バドミントンと同じ広さのコートを使用し、ネットを挟んだ相手コートへボールを3回以内に返すことを繰り返す。ボールは50~60gと軽く、羽根の長さは18~20cm。ネットの高さは220~235cm。1セット21点で3セットマッチが基本。バレーボールのようにブロックもある。ボールの一方にしか羽根が付いていないため打球は直線的に飛ぶが、空気抵抗によりスピードは打った瞬間から急激に落ちる。日本は世界的にみても競技の普及度が抜群に高く、80年の日本インディアカ協会設立以前からレクリエーションとして全国に広まっていた。2000年の国際インディアカ協会(IIA ; International Indiaca Association)設立にも深くかかわり、04年には茨城県で世界選手権を開催した。